株式や投資信託、仮想通貨にはない不動産投資だけが持つ特徴を知っていますか？
これに即答できる方はそれなりに金融リテラシーが高い方でしょう
この答えは不動産投資だけは人のお金で投資をできることです
要は自己資金だけでなく銀行からの借入金で投資をできるという事ですね
一部例外を除き基本的に株式投資や投資信託などのために借金をすることは出来ませんが
不動産投資のみローンを組んで取り組めます
当たり前の事のようですがこれが何を意味するかというと
資金力以上の投資が可能という事です
もちろん借金をすることに強い抵抗を覚える方もいると思いますが
借入金を使うことによりレバレッジを利かせることができるため
同じ資金力、同じ利回りでも株式投資の何倍もの利益を上げることができるようになっています
そもそも不動産投資は築年数などにもよりますが
大体3～8％くらいの利回りとそこまで株式投資と変わりありません
にもかかわらず他の投資よりも流動性が低く、災害などに弱い不動産投資が
それでも根強い人気を得ているのは
借入金を活用して他の投資よりも早い速度で資産を築くことができるからです
例えばアパートを買ったとして
最初の一棟目はその物件価値と本人の収入などを元にローンを組むことになります
これだけでも投資資金の何倍も投資に回している状態になりますが
不動産投資がすごいのはここからです
ローンを完済した後にさらに新しい物件を購入する場合
次の購入は一棟目で培った経験に加え一棟目を担保にすることで
前回よりもさらに大きな資金を借り入れることができるようになります
もちろん二棟目の返済が終わったら三棟目とどんどん増やしていくことも可能です
このように借入金をうまく使って資産形成を加速させることができる点が
不動産投資特有のメリットと言えるでしょう
本業である程度収入がなければローンを組めないこともあり
やや人を選ぶ投資ではありますが
低収入でも築古戸建てを自分でリノベーションして貸すことから初めて
不動産オーナーとして成功した知り合いも何人かいます
高収入の方で借入リスクを取ってでも加速度的に資産を増加させたい方や
本業の収入が低くとも手間暇をかけられる人にはお勧めの投資だと思います
ただ一方で最近耳にする機会が増えたREITについては私はやや懐疑的です
確かに一万円などの少額から不動産投資を始められるため
資金力に関係なく行えるという所はメリットだと思いますが
そもそもの不動産投資本来の魅力が失われている気がします
というのも先ほど言った通り
不動産投資の利回り自体は株式投資と比較して決して大きくはありません
借入金を活用して自分の資産にレバレッジをかけることで利益を大きくしたり
ローン完済後にその物件を担保に新しい物件を購入することで
資産形成が加速していくところが不動産投資の利点ではないでしょうか
その点から見るとREITは借入金で購入することも出来ず
当然時間が経っても物件が手に入る訳ではないため資産形成が加速するわけでもありません
となるとシンプルにオルカンなどのインデックス投資と比べて
利回りが低く手数料はやや高いという中途半端な商品だと感じてしまいます
もちろんこういうと批判として
投資対象を分散できるためポートフォリオに組み込む価値がある
という意見はあると思います
実際、ある程度資産が増えて守りを意識する際に不動産を組み込みたいという場合は
少額から投資出来て流動性が高いREITには価値があると思います
ただ守りを意識するとしてもここ十数年の資産ごとの相関係数を見ると
株式メインで投資している人にとっては
REITよりも国債を購入する方が分散効率がいいことが分かります
こういった点からやはり分散面でも中途半端な商品だといえるでしょう
少なくとも投資資産が極端に大きくなる富裕層などを除き
大多数の普通の人にとっては株式を対象とした投資信託のみか
一部債権を組み入れれば十分でREITを入れる隙間はないように思います
結論
不動産投資が他の投資より優れている点は
借入金を使って資産形成を加速させられること
高収入な方や手間暇かけてリノベを行える方にはオススメの投資方法
ただしREITは少額から始められる一方で借入金を使えないため
不動産投資の大きなメリットを受けることができない
ポートフォリオの分散には一定効果はあるが必要とする層は限定的
以上が不動産投資のメリットです
一応デメリットというか注意点として
インデックス投資と比べるとリターンが大きくなる一方で
借入金のリスクや手間暇がかかり、投資というよりは事業として行っている人が多いのも事実です
私は一時期不動産業界にもいたものの、正直自分のスタイルとは合いませんでしたが
サラリーマンから不動産投資を始めて大成功している方も数多くいらっしゃいました
資産形成を行う上で間違いなく有効な手の一つですので
これを機に一度検討してみてください
それではまた
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