友人に投資について聞かれたとき大事にしている事

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仲の良い友人から投資について教えてほしいと言われたときあなたならどうしますか?

私は投資していることを特に隠していないため
たまに友人から投資について質問されることがあります

自分から積極的に勧めることはありませんが
興味を持って聞いてくれた人には出来る限り誠実に答えるようにしています

とはいえNISAの仕組みなどの答えが明確なものであれば答えるのも非常に簡単ですが
質問によっては意見が分かれる物やそもそも答えが存在しないことも多々あります

中でも一番多く、一番困る質問は

投資を始めたいけどどうしたらいい?

というものです

もちろん初心者は手探り状態なので何を聞いていいかも分かりません
そのためこのような大雑把な質問になるのは当たり前なのですが
答える側は非常に責任も重く、何から伝えるべきか困ってしまいます

内容がお金の話である以上、下手なことを言ってしまえば
その人との関係を壊してしまう可能性もあります

それでも私としては投資自体は非常に良いものだと思っているので
関係性を壊さない範囲で投資の魅力を伝えるよう心がけています

今回はそんな私が投資を勧める際に大事にしているポイントについてまとめてみました

・自分には一切利益がない事を説明する
・専門用語を使わない
自分意見と異なる内容も説明する

・自分には一切利益がない事を説明する

まず一番に私が行うことは
その人に投資を教えても自分には一切メリットがない
ということを説明します

これだけ聞くとただ冷たく断っているようですがそうではありません

投資というお金にかかわってくる話をする以上
仲の良い相手でも失敗した際に私に騙されたと感じる可能性があります

そのため教える内容と私の利益には何一つ関連がないということを
あらかじめしっかりと説明したうえで質問に答えるようにしています

投資初心者はどうしても投資という言葉自体に不信感を持っているケースもありますし
そうでなくとも自分以外の悪意のある人にも同じ質問をしているかもしれません

投資についての質問にはもちろん喜んで答えるが
それは金銭的メリットがあるからではなく純粋な好意だ

ということを先に伝えておくことで後々揉めないようにすると共に
もし他の悪意ある人が詐欺を持ちかけても
私の説明との差異で気が付いてくれればという思いからこのようにしています

中には質問する代わりにご飯を奢ってくれようとする人もいましたが
そういったものも基本的には断ってきました

仕事としてならともかく友人に教えるのであれば食事一回の代金よりも
その相手との信頼関係を損なう可能性を消すことの方がはるかに重要なので
全くの無償で出来る限り誠実に答えています

もちろん絶対にお礼を受け取ってはいけないとまでは言いませんが
相手がお礼を従った場合、私は冗談交じりに
「何年後かに投資で儲かったら二食分奢ってくれ」と伝えています

そうすれば無償で教わっても多少は罪悪感がなくなりますし
本当にお礼を数年後にしてくれるとしても儲かった後なので
関係性にひびを入れる心配はありません

・専門用語を使わない

これはどんな分野でも言えることですが
知らない専門用語を羅列されるだけで人は簡単に理解を放棄してしまいます

これを聞いてもしあなたが

加重平均だとかドルコスト平均法みたいな言葉を初心者に使うなってことだろ」

と思ったとしたら要注意です

既にあなたは初心者の知識と相当ズレてしまっています

そんな明らかに難易度が高い用語どころか

複利、投資信託、NISA、iDeCo、投資信託、ポートフォリオなどなど

投資に慣れ切った人間からすると一般常識とすら思っているこれらの単語でも
相手にとってはチンプンカンプンということも良くあります

そのため相手の理解度を測りつつ出来るだけ簡単な言葉で説明するよう心がけています

もちろん情報の精確さも大切ですが50%しか伝わらない完璧な解説より
100%伝わる大まかな説明の方が相手にとって価値があるケースもあります

出来るだけ専門用語を減らして説明し、どうしても用語を使う必要がある場合でも
その用語の意味も含めて平易な表現で伝える様気を付けましょう

自分の意見と異なる内容も説明する

これは私もかなり気を付けている点ですが
投資の世界では正解がなく、人によって支持する説が違ったりすることも多々あります

人によって意見が分かれる身近な例で言うと
「S&Pとオルカン」「投資信託と高配当株」「テクニカル分析とファンダメンタル分析」などがあります

一番有名で分かりやすいケースでは2013年のノーベル経済学賞で
矛盾する正反対の学説を唱える学者達が同時受賞したこともあります

世界トップクラスの頭脳を持つ学者間でも意見が割れている以上
一個人の意見を正解の様に伝えるというのは非常に危険です

そのため諸説あり意見が分かれるような内容について説明する場合
自分が支持する意見とその他の意見を紹介して最終決断は相手に委ねるようにしています

これは相手によってはめんどくさいから一つに絞ってほしいと思われますが
投資の最終的な意思決定は本人しかできません

あくまでも判断材料を提供することに徹するため
例えば私はオルカン派ですがS&P500の方が直近の成績がいいことなども含めて説明しています

人間である以上どうしても多少自分の意見が混じってしまいますが
出来る限り公平に両方の利点と欠点を伝えるよう気を付けています

以上が友人に投資を勧める際に大事にしている事です

「損をする可能性を説明する」「手数料の低い証券会社を選ぶ」など
投資について説明するうえで必須と言えることは多々ありますが
そういった大前提と別に【友人に】投資を勧めるという場面での
もっと根本的な信頼のために気を付けているポイントでした

信頼関係を壊さないために投資については人に話さないというのも選択の一つではありますが
私は出来れば周囲の人にも幸せになってほしいと考えていますし
投資関係の話題が通じる投資友達が出来るのも嬉しい点です

皆さんも友人に投資について聞かれた際は邪険にせずに答えてみてもいいかもしれません

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