2023年の半ばにサイドFIREを初めて一年半ほど経った今
事前の想定とは大きく異なった部分が見えてきました
今回はその中でも趣味という点に注目して
FIRE向きの趣味の条件に付いて説明します
趣味の大切さ
まず一つ大前提として趣味の有無はFIREをするうえで本当に大切です
そんなこと分かり切ったこと言ってんじゃねぇ!
とブラウザバックする前にもう少しだけお付き合いください
そもそも趣味どころか休日一人でいる時は何をしているの?
と聞かれて即答できない人も意外と少なくありません
定年付近まで働く人が多数派である以上多くの人にとって
FIRE後の自由な時間は当然一人で過ごすことが多くなってしまいます
そのため例えば社会人野球などの人と一緒に楽しむ趣味を持っていても
当然平日にはあまり行う事が出来ません
このようにFIRE後にはFIRE後向きの趣味の条件があるため
たとえ趣味があってもものによってはFIRE生活にあまり向いていないものがあります
FIRE生活向きの趣味の条件3点
まず結論から言ってしまうと
「お金のかからない」「能動的な趣味」を「複数」持っているかが
めちゃくちゃ大事です
それぞれの理由は順番に解説します
まず「お金がかからない」という点についてですが
これは当然FIRE生活において非常に大切です
私は旅行が趣味だったんですが二泊程度でも数万円かかるため
流石にいくら時間が有り余ってるとはいえ結局今のところ年に一二回しか行けていません
旅行ほどじゃなくてもそれなりの出費が発生する趣味は
余程資産に余裕がない限り継続が難しくなります
時間が有り余っているFIRE生活を目指すのであれば
低コストで長く遊べる趣味を探すことが必須になります
一例として例えばゲーム好きの方なら
XBOXゲームパスなどを使えば低コストでかなり遊びまくれます
月額千円以下で大量のゲームをやり放題で
ものによっては最新のゲームもプレイできます
実際私は退職後に以前からずっと気になっていた『龍が如く』シリーズを一からやって
それだけでも一年近く遊べました
使わないサブスクを解約することは節約の基本ですが
特に時間が有り余っている生活であればこういったサブスクを最大限利用することで
普通の社会人よりはるかにお得に利用することができます
サブスク=無駄ではなく使わないサブスクが悪いのです
FIREして時間がある人こそサブスクを使いこなすことが大切になってきます
またその他料理や散歩、筋トレなど出費がほとんどなく
生活の向上と趣味を両立できるものもおすすめです
FIREを目指している方は今のうちからお金がかからず楽しめる趣味を探してみてください
続いて『能動的な趣味』という点についてです
わたしは社会人の時にも趣味として動画の投稿などをしていましたが
現在はそれを趣味兼仕事として小銭を稼いでいます
もちろん映画鑑賞や読書といった受動的な趣味も好きですが
自由な時間が膨大にある中でそういった受動的な趣味だけを続けていると
流石に飽きが来るというか楽しさが明確に鈍くなっていきます
社会人の時にはここまで飽きが来なかったので
おそらく日頃は仕事などで能動的に動いていたからこそ
たまに完全に受け身になって作品を楽しむときにより集中できたんだと思います
わりと引きこもり気質の自分ですら
アウトプットなしでインプットだけ行っていると
せっかくの趣味を楽しめなくなってくるのは正直意外でした
とはいえ別に
FIREしたければ全員芸術家やインフルエンサーになれ!
というつもりは毛頭ありません
私の場合アウトプットの場を増やしたいという気持ちもありこのブログを始めたわけですが
かならずしも外に向けて発信する必要もありません
同じ趣味でも与えられたものをただ受け取るだけでなく
積極的に楽しむ姿勢があるだけで十分変化があります
例えば先ほど受動的な趣味として挙げていた映画を見るなら
感想や考察をひたすら深堀りしてみたり
本を読むなら内容を頭の中で要約できるか確認してみたり
ゲームなら縛りプレーや新しい攻略法を探すなど何でもかまいません
要はこの趣味をより楽しむにはどうすればいいかと考えながら
趣味への向き合い方を少し積極的にしてみるだけで
その趣味の寿命は大幅に伸びますし
なにより段違いに楽しくなっていくのでぜひ試してみてください
最後に「複数の趣味」という点です
前述のとおり私は読書や旅行、動画視聴やゲーム等々いろんな趣味があったのですが
それでも自由になってみると予想以上に時間の使い方に悩むタイミングが多々ありました
とある調査によると「自分は無趣味である」と回答した人は22.5%とのことで
そもそも趣味を持っていない人が五人に一人以上いるそうです
無趣味とまで言わなくても忙しい日々を過ごしている中では
一つか二つの趣味を休みの日だけ楽しんでいるという方も少なくないでしょう
しかしFIREしてみると小学校の夏休み以来の自由な時間を
学校の夏休みとは比べ物にならないくらいの長さで手に入れることになります
そんな中で例えばアニメを例にしてみると
好きな作品が週に20本やっていたとしても毎週10時間も見れば全て見終わってしまいます
さらにアニメ鑑賞でも読書でもそれだけをずっとやっていると疲れてしまいますし
趣味によってはそもそも特定の季節しか出来ないこともあります
職人やプロのミュージシャンのように何か極めたいというなら別ですが
靴を複数足休ませながら長く大事に履くように
趣味も複数のものをその時の気分で使い分けることでより長く新鮮な気持ちで楽しめます
ですのでFIREする前の方はぜひ今のうちから
お金のかからない新しい趣味や能動的な楽しみ方を色々模索してみてください
さてここまで三つの項目でFIRE後にお勧めの趣味の条件を話してきました
とはいって仕事が忙しくて「そんな余裕はない!」って方も多いと思います
私も過労死ラインすれすれの職場にいたので気持ちは痛いほどよく分かります
そんなときにでも一分で出来るお勧めの方法としてはバケットリストの作成です
バケットリストとは別名棺桶リストとも呼ばれているもので
要は「生きてるうちにやりたいことリスト」の事です
わたしがこのリストを知ったのは『最高の人生の見つけ方』という映画からでした
死期が近い老人二人が人生でやり残したことを終わらせていくといった内容で
変な言い訳にせず新しいことに挑戦する勇気を貰える名作の為ぜひ見てほしいのですが
その中で出てくるリストは年齢を問わず作る価値があると思います
内容は簡単でいつかやってみたいことや読みたい本、気になる事を
思いつくたびにスマホやメモ帳に箇条書きで書いていくだけです
時間が出来てからいざなにか新しい趣味を見つけようとしても
意外と何から手を付けていいか分からなくなってしまいます
一時期、興味を持ったもののいつの間にか諦めてしまい
そのことを思い出しすらしなくなったものが
私自身おそらく数多くあると思います
読みたい本でも行きたい場所でもなんでもかまいません
自分の好奇心が湧いた瞬間に書き留めておくことで
FIRE後時間が出来たときに始める趣味の種を蓄えることになります
実際私は退職後すぐに大学時代から憧れていた
原付でのバックパック旅行に出かけました
想像よりはるかに過酷な体験だったため
おそらく二度とやることはないですが
それでも人生の宿題を終わらせたようなすがすがしい気持ちになれました
言ってしまえばどうせ趣味なんて
自分に合わなければ三日でやめても誰に迷惑をかけるものでもありません
FIRE関係なくどんどん挑戦してほしいというのが本音ですが
とはいえ忙しい中では日々を過ごすだけでも大変だと思います
今忙しくて新しい趣味への挑戦など考えられない方は
書き溜めたものを見直すだけでもFIREのモチベーション維持につながるので
バケットリストの作成をぜひ試してみてください
それではまた
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