自家製ベーコン作ってみた

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個人的に男が無駄にハマりがちな三大料理は炒飯、カレー、燻製だと思っています

別に統計を取ったわけではないのでド偏見なんですが
なぜか普段自炊しない人でもこの三つのどれかは妙に熱を入れる人が多い印象です

ただこの中でも最後の燻製だけちょっとハードルが高く見えて中々手を出せなかったんですが
実際やってみると思いの外簡単に出来たので燻製機なしでも作れる作り方と注意点をまとめました

以前大失敗を経験した友人から要注意ポイントを教わったのでそれを踏まえてお伝えします

準備するもの
・燻製したい食材(今回は豚ロース)
・塩
・適当なスパイス
・鉄製のフライパン(蓋つき)
・燻製チップもしくはお茶の葉

手順1.塩とスパイスをすり込む

今回は豚ロースを使って作りましたが豚バラや鶏肉などでも問題ありません
豚肉の重量の2%くらいの塩とお好みのスパイスを満遍なくすり込んでいきます

レシピによって塩の量が多少違っていたのでこの辺りはそこまで神経質にならなくてもよさそうです
私の場合は塩のほかに胡椒とニンニク、ローリエを使いました

2.ラップで包んで冷蔵庫で寝かせる

ここもかなりレシピによって違いがあり二日~一週間ほどと寝かせる期間にブレがありました
私は間を取って五日ほど寝かせています

3.水につけて塩抜き

数日寝かせた後は二、三時間流水に晒して塩分を取り除きます
塩抜きと言っても中にしみ込んだ塩味はしっかり残っているので
気持ち長めに塩抜きしてもよさそうです

もし心配であれば途中端っこを切って焼いて味を見てみてください

4.しっかりと乾燥させる

水につけておいた肉を取り出してキッチンペーパーなどでふき取った後
ザルなどにあげて六時間ほどかけてしっかり乾燥させます

夏以外なら外で乾燥させてもいいんですが
家で作る場合は冷蔵庫で乾燥させるのもおすすめです

ちなみにこの乾燥の過程が本当に大切らしくここで水分が残っていると
燻製時に強い酸味に変わってしまいめちゃくちゃマズくなるそうです

キャンプ好きの友人は失敗作の酸味とえぐみに心が折れて燻製を辞めてしまったとのことでした

水分を拭いたらぱっと見もう燻製出来そうなんですが
完成品の味にもろに影響する部分ですので乾燥はしっかり行いましょう

5.燻製する

鉄の鍋かフライパンにアルミホイルを敷いてその上に燻製チップをひとつかみほど入れます

私は上記の心が折れた友人から余った燻製チップを貰いましたが
無ければ紅茶やほうじ茶の葉っぱでも構いません
フライパンを火にかけ軽く煙が出たら準備完了です

小さな金網や金属製のザル、なければアルミホイルで食材と燻製チップが触れないように浮かせます
蓋をして30分ほど弱火で待てば燻製の完成です

上記のような作り方で思っていたよりはるかに簡単にベーコンが出来ました

出来栄えはというとやや塩抜きが甘かったのか塩味が若干濃いものの
妙な酸味が出ることもなく美味しいベーコンが出来ていました

分厚い肉を自分でベーコンにすると普段は出来ない贅沢な使い方が出来るので楽しみでなりません

今回は初回の為かたまり肉一つでやりましたが
次回からは卵やチーズといった変わり種も燻製してみようと思います

完成までにかかる時間は一週間前後とめちゃくちゃ長いですが
実際の作業時間としては一番手間のかかる下味でも十分~二十分程度ですし
それ以外は基本待ち時間なので思いの外手間がかかったという印象はありませんでした

平日は中々時間が取れない社会人の方でも
日曜に仕込んで次の休みの楽しみにするなんていう趣味もいいかもしれません

気楽にやりたければ食材によっては下準備なしで簡単に楽しめますし
味付けの自由度が高く、食材や燻製方法にこだわろうと思えばキリがない点が
人をハマらせる理由なんだと実際にやってみて納得出来ました

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